トップ  >  ステラコンサルティングができるまで第三話
企業の方へ業務募集
クルー募集
ステラコンサルティングが出来るまで
社会保険労務士事務所 ステラコンサルティングホームページ
代表ブログ 障害年金サポート日記
障害年金専門サイト 障害ねんきんナビ
HandworkCAFE Facebook
埼玉県子育て応援宣言企業
埼玉県チャレンジ経営宣言企業
観光庁ポジティブオフ

ステラコンサルティングができるまで第三話

第三話「コンプレックスからの解放」

思えば失意の中にあったのかもしれません。でも不思議とそういう感覚はありませんでした。それまでの生活が悲惨すぎたからだと思います。ようやく解放された、という思いばかりで、これからどうするかというところまで考えがなかなか及びませんでした。ただ、会社(正確には会社が委託していた社会保険労務士事務所)から離職票が郵送で届いた時、「無事に辞めることができた」と心底安堵した覚えがあります。それほど辛い職場でした。

ですが、そうのんびりもしていられません。何せ貯金は50万しかなく家賃や生活費の支払いもあります。とりあえずハローワークへ行くことにしました。

ボクは退職前に失業保険(正しくは雇用保険基本手当)について調べていました。通常自己都合退職の場合、3ヶ月ほどこの基本手当を受給することはできないのですが、「特定理由離職者」という言葉が見つかりました。月45時間以上の時間外労働を理由に退職した場合、この3ヶ月の待機期間の制限を解除することができる、というものでした。

ボクは手元にあったタイムカードの控えを基に、ハローワークで交渉しました。担当官は言います。

「定時は何時から何時ですか」
「決まっていません」
「休みは毎週何曜日ですか」
「決まっていません。月6日ランダムです」
「・・・。」

担当官がしてくれた計算では、少なくとも月160時間以上の残業があることがわかりました。タイムカードのコピーが決めてでした。これがなければ正直難しいと思います。無事にボクは特定理由離職者と認定され、翌月から雇用保険基本手当が支給、また通常3ヶ月の支給期間も4ヶ月に延長されることとなりました。

これらを通じてボクは実感しました。「法律やあらゆる社会保障制度とは、唯一、『知っている人の味方』なのだ」と。そして、知る努力をしなければ誰も手を差し伸べてくれないのだ、と。ボクは自分の身は自分で守らなければならないと強く実感しました。そしてこれを機会に労働基準法や雇用保険法に興味を持つようになります。

ネットで調べているうちに、「社会保険労務士」という資格が目に留まりました。「無職だし資格があったらいいよなあ」その程度のものでした。何気なく調べると、試験が8月末だということがわかりました。雇用保険の支給期間とピッタリ合っています。この間は貯金と基本手当で生活し、試験が終ってすぐに就職すればぎりぎりなんとかなるかもしれない・・・。

とりあえず、本屋で参考書を立ち読みしました。予備校も調べました。ただ、とても費用が払えません。ボクは本屋でテキストと過去問集を買い独学で受験することにしました。

実は、ボクは本気で努力した、と胸を張って言えるような期間というのが、人生においてありませんでした。大学入試ではほとんど勉強しませんでした。サッカーも、音楽もやりそれなりに熱中もしていましたが、思えばどれも中途半端なまま終っていました。だからボクは、「自分は努力のできない人間だ」と思っていて、それは心のどっかにコンプレックスのような形でひっかかっていました。

ボクは思いました。今回たとえ落ちても、悔いがないほど勉強しよう。そうすればきっと無駄にはならない、そう思いました。たぶんコンプレックスからも解放されるんじゃないか、と思いました。

ステラコンサルティングができるまで第二話 handworkcafe ステラコンサルティングができるまで第四話
このページの先頭へ戻る